「ロスナイ換気」と「普通換気」の違いとは?どう使い分けるの?

「ロスナイ換気」「普通換気」と書いてある換気扇のスイッチを見たことがありませんか?

「ロスナイ換気と普通換気って何が違うの?」

「どっちを選んでおくのがいいの?」

というギモンをお持ちの方もいるかもしれません。

実はこのスイッチを間違って使うと、エアコンの電気代に大きな差が出ることがあります。

今回は空調換気扇(ロスナイ)のしくみと「ロスナイ換気」「普通換気」の使い分けについて解説していきます!

エアコンを使っているときは「ロスナイ換気」にしよう!

最初に結論を書きます。「エアコンを使っているときはロスナイ」と覚えておけばOKです

エアコンを使っているときは「ロスナイ換気」にします。

エアコンを使っていないとき、春や秋など窓を開けたい気候のときは「普通換気」にします。

これを守ると、エアコンの電気代が安くなり、快適に過ごせるようになります♪

そもそも「ロスナイ換気」ってなに?

ロスナイとは、もともとは三菱電機が販売している換気扇のブランド名(商標)でした。

ただ、あまりに有名になりすぎて、現在は「空調換気扇」というタイプの換気扇を指す言葉になっています。

空調換気扇、ロスナイの何が凄いのか?おもに2つのメリットがあります。

ロスナイの凄いところ①「外気の取り入れができる」

台所の換気扇をイメージしてみてください。通常の換気扇は、部屋の空気を外に排出する機能しかありません。

しかし、ロスナイは室内の空気を排出しながら、同時に外の空気を室内に取り入れることができます。

ロスナイの凄いところ②「換気しても部屋の温度が変わりにくい」

ただ外気を取り入れるだけではありません。

できるだけ室内の温度に近い温度にしてから、外気を取り入れることができるのがロスナイの特徴です。

例えば、真冬に外の空気を直接取り入れてしまうとどうでしょうか。部屋が寒くなってしまいますよね。

でも、「ロスナイ換気モード」にしておくと、あまり寒くなりません。

熱回収という仕組みを使って、部屋の温度があまり変わらないようにしつつ、空気の入れ替えを行ってくれます。

空調の効率が落ちることを少なくしてくれます。”ロスがない”のでロスナイといいます。

ロスナイ換気と普通換気の使い分けは?

「ロスナイ換気」モードにしておくと、室温がなるべく変わらないように、熱交換しながら換気してくれます。室温の「ロスなく」、換気を行ってくれます。

一方で、「普通換気」にすると、そのまま空気の入れ替えを行います。

窓を開けて換気しているのと同じで、室内の空気を外に排出しながら、外の新鮮な空気をそのまま室内に取り込んでくれます。

エアコンを使う季節(夏と冬)は「ロスナイ換気」を選ぼう!

換気扇のスイッチを「ロスナイ換気」にしておくと、なるべく室温が変わらないようにしながら、空気の入れかえを行ってくれます。

室外の暑い・寒い空気をそのまま取り入れたくない場合は、ロスナイ換気が最適です。

エアコン使用中は「ロスナイ換気」を選ぶのがおすすめです。

冬期は必ず「ロスナイ換気」に

冬期は必ずロスナイ換気にしましょう

冬期に「普通換気」を行うと、換気扇の内部で結露が発生する場合があります。

中間期(春・秋)は「普通換気」を選んで快適に♪

スイッチを「普通換気」にすると、熱の交換は行わず、そのまま外気を取り入れます。

春や秋など、外の爽やかな空気をそのまま取り込みたい場合は、普通換気がおすすめです。

エアコンを使用しない季節は、「普通換気」にすると快適に過ごせます。

まとめ

今回は「ロスナイ換気」と「普通換気」の使い分けについて解説しました。

適切に使い分けることで、電気代の節約や快適性の維持に役立てることができます。

ロスナイの機種によっては、自動的にモードを切り替える「自動換気」というモードが用意されていることがあります。

自動換気モードが使える機種では、自動換気を選んでおくと、年間を通して最適な換気モードを自動選択してくれますので、常に「自動換気」にしておくのがおすすめです。

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