「エアコンの室外機がうるさくて眠れない!」「エアコンの室外機の振動がひどい!」
エアコンの室外機の騒音で困っている方はいませんか?
今回は自分でできるエアコン室外機の騒音対策についてご紹介していきます。リモコン操作だけでできるさまざまなテクニックもご紹介していますので、ぜひ試してみてください!

なぜエアコン室外機はうるさいのか?
対策の前に、そもそもなぜエアコンの室外機は音や振動を立てるのでしょうか。
エアコンの騒音や振動は、室外機に搭載されている「コンプレッサー」という部品が最大の発生源になっています。
コンプレッサーはエアコンが冷暖房するうえで欠かせない、心臓部とも言えるパーツです。

コンプレッサーは冷媒というガスを圧縮することにより、冷房時は冷たさのもと(冷熱)、暖房時は暖かさのもと(温熱)を作り出しています。
コンプレッサーには大型のモーターが搭載されており、そこから音や振動が発生してしまいます。
とくにエアコンを入れた直後など、冷暖房負荷が大きいときはコンプレッサーの回転数が上がり、大きな音や振動が発生しやすくなります。
逆に室温が快適になると、コンプレッサーの回転数が下がり、音や振動は少なくなります。
つまり、室外機の騒音や振動を抑えるには、コンプレッサーの回転数を落とすことが肝心です。

騒音を抑えるには、エアコンへの負担を減らす手立てを考えることがポイントです。コンプレッサーの回転を落としてあげると、静かになります。
今回は自分でできるエアコンの騒音対策を解説していきます!
ピークカット機能を使ってみよう!
多くのエアコンには、コンプレッサーの回転数を制限することで、騒音を軽減するための機能が搭載されています。それが「ピークカット機能」です。
ピークカット機能を使うと、室外機の騒音源であるコンプレッサーの回転数を落とし、室外機の騒音や振動を抑制することができます。
ピークカット機能は、メーカーにより呼び方が異なります。
メーカー | ピークカット機能の呼び方 |
---|---|
三菱電機(霧ヶ峰) | 「ピークカット」もしくは「電流切替」 |
ダイキン(うるるとさらら) | 「パワーセレクト」 |
日立(白くまくん) | 「セーブ」 |
富士通ゼネラル | 「電流カット」 |
三菱重工(ビーバーエアコン) | 「パワーセーブ運転」 |
設定温度をひかえめにしてみよう!
エアコンは設定温度と室温の差が大きいときにコンプレッサーの回転が上がり、騒音が大きくなる傾向があります。
コンプレッサーの回転を上げ、素早く室内を快適な温度にしようと頑張ってしまうわけですね。
設定温度をひかえめにすると、コンプレッサーの回転上昇を抑制し、動作音を下げることが期待できます。
運転開始時など、設定温度との差が大きいときは控えめに温度設定し、室温が快適になってきたら徐々に温度を調節すると、騒音を抑制することができます。
室外機のまわりに物を置かない!
エアコン室外機の風通しを良くすることも大切です。
エアコンの室外機は外気に熱を放出したり、暖房時は外気の熱を取り込む役割を果たしています。
風通しを良くしておかないと、放熱や吸熱がうまくできず、エアコンに負担がかかります。結果的に騒音や振動の悪化につながります。
エアコンの周囲にはなるべく物を置かないようにしてみましょう。
静かなエアコンを選びたいなら、上位モデルを選ぼう!
騒音が気になる方は、上位モデルのエアコンを選ぶようにしましょう。
「エアコンなんてみんな同じでしょう?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはエアコン内部の部品がグレードにより異なります。
上級グレードのエアコンは、騒音が発生しにくい制御方法や部品が採用されています。
騒音や振動をカットし、消費電力も抑制できる設計になっているため、快適なエアコンを選びたい方は上位グレードのエアコンをチョイスすることをおすすめします。
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