「アロライザー」「ベーパーライザー」ってなに?寒冷地でもLPガスを安定供給してくれる!

ガス設備のしくみ

今回は寒冷地に欠かせないガス設備「アロライザー」(別名「ベーパーライザー」)について解説していきます!

矢崎アロライザー
矢崎エナジーシステム製ベーパーライザー「矢崎アロライザー」の設置事例

アロライザーは寒冷地において、LPガスを安定的に供給するのに必要な設備です。

「アロライザーって、なにをするためのものなの?」「どういう仕組み?」

といったギモンに答えていきます。

「アロライザー」とは?寒冷地でも安定してLPガスを気化させてくれる!

「アロライザー」とは、温水などの熱を使って、LPガスを強制気化させる装置のことです。

そもそも、LPガスは液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)のことを言います。プロパンガスのボンベ内には、LPガスが液状で存在しています。

通常、0度以上の気温があれば、ボンベから吹き出したガスは、自然に気化(蒸発)してくれるのですが、あまりに気温が低いと、LPガスが自然には気化してくれないことがあります。

洗濯物と同じです!寒いとなかなか水が蒸発(=気化)せず、乾いてくれませんよね

そこで、「アロライザー」「ベーパーライザー」の出番です!

アロライザーは温水や電気ヒーターの熱を使って、LPガスを適度に加熱してくれます。これにより、低温環境でも安定したLPガスの供給が可能となります。

アロライザーに接続する温水熱源機
アロライザーに温水を供給する熱源機

もちろん用途にもよりますが、小型~中型のアロライザーでは、温水で気化させるタイプが主流です。上の写真のような温水熱源機を接続して使用します。

燃焼式アロライザーの構造図(矢崎エナジーシステム VP-S30W 取扱説明書より引用)
ベーパーライザーといえば「矢崎アロライザー

アロライザー(ベーパーライザー)の代表的なメーカーが「矢崎エナジーシステム」です。

矢崎はガス機器のトップメーカーです。家庭用ガスメーターからガス炊き吸収式冷温水発生器「スーパーアロエース」シリーズなど、幅広い製品を展開しています。

大量のガスを供給するときにも「アロライザー」が必要!

寒冷地のみならず、大量のLPGが必要となる施設でも、アロライザーは活躍しています。大型ボイラーにLPガスを供給する場合などです。

ガスを気化させるには”熱”が必要です。「気化熱」といいます。大量のガスを気化させるには、それだけ大量の熱供給が必要となります。

時間あたりのガス消費量が大きい場面では、室温による自然気化では十分な気化熱をまかなえないことがあり、そういったケースでもアロライザーが使用されます。

まとめ

今回は熱源を使い強制的にLPガスを気化してくれる設備「アロライザー」「ベーパーライザー」について解説しました。

温暖な地域の方はあまり目にすることがないかもしれませんが、雪国では割とそこらじゅうにあります。東北や北陸に来た際はぜひ探してみてください(?)

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